本番で人が変わる役者 役所広司さん
先日、時代劇「三匹が斬る!」について書きましたが、
今日は、そのときご出演頂いていた役所広司さんについて書きたいと思います。
役所広司さんといえば、数々の映画にご出演されています。
「Shall we ダンス?(1996年)」「失楽園(1997年)」
「SAYURI(2005年)」ではハリウッドデビューも果たされています。
「バベル(2006年)」ではブラッド・ピットと共演、「シルク(2007年)」など、今や世界を股に掛ける大俳優さんですね。
そんな役所さんが実は民放の時代劇にレギュラー出演されていたということはあまり知られていないのではないでしょうか。
私の個人的な印象ですが、
役所さんの性格は高倉健さんにどことなく似ていて、
役者としては萬屋錦之介さんに似ていると思います。
どういうことかというと、
マスコミの取材などは苦手な方なのですが、いざ撮影となると大胆な芝居をする方だからです。本番になったときにあれだけ人が変わるのは、萬屋さんに似ていると思うのです。
マスコミが苦手というところは高倉健さんに似ているのですが、大きな違いは役所さんはお酒を飲む人で、一度泊まりの撮影でロケに行ったときに日本酒を浴びるほど飲まれていたことが記憶に残っています。
役所さんが演じて下さった久慈慎之介(千石)は一番人気のキャラクターで、昨日もご紹介した三匹が斬る!のファンサイトでは人気投票で見事1位を獲得していました。
そんな役所さんが途中で三匹が斬る!を抜けてしまわれた時は本当に残念でしたが、無事に第7シリーズでは戻ってきて下さいました。
その後、お会いしたときにも、
「三匹が斬る!のスペシャルドラマなどを作られるなら出演したい。」と言ってくださり、本当に有難い限りでございます。